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魚への放射能の影響はないのか?

4/6に加筆しました。
汚染水、海に流出…2号機ピットに亀裂(サンスポ)

独自記事
低レベル汚染水の放出が問題になっていますが、深刻なのはこれまで流失していた高レベル汚染水ではないかと思います。

リンク先の画像を見ると、相当の水量が流出していたように見えます。
流出していた高レベル汚染水には放射性物質のヨウ素131が、国の排水基準の1億倍となる1立方cmあたり540万ベクレル検出されています。

いま放出されて問題になっている低レベル汚染水は、合計1万1500トンで約1700億ベクレルの放射性物質が含まれるとされています。これと比較して流失していた高レベル汚染水の場合、32000立方cmつまり約32リットルで低レベル汚染水に含まれる放射性物質の総量を越えることになります。一般的なお風呂の浴槽の水量は200~300リットルです。

もう一度写真を見てください。2日に発見され(いつから流出していたかはわかっていません)6日早朝に止まるまでの間に、どれくらいの量の放射性物質が流出したのでしょうか?

当ブログ関連記事
放射性物質は魚介類の体内で濃縮される可能性が高い

4/5に加筆しました。
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福島第1原発事故 2号機取水口付近の海に流れる水から国の排出基準の1億倍のヨウ素131(FNN)

海水から濃度限度750万倍=ヨウ素検出、直接流出ピット付近-東電(時事通信)

(FNNより引用)東京電力によると、4月2日に採取した2号機の取水口付近の海に流れ出ている水から、放射性物質のヨウ素131が、国の排水基準の1億倍となる1立方cmあたり540万ベクレル検出された

(時事通信より引用)東京電力は5日、高濃度の放射能汚染水が海に直接流れ込んでいる2号機のコンクリート製立て坑「ピット」付近の海水から、最大で国の定めた濃度限度の750万倍、1立方センチ当たり30万ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。

上記記事を要約すると、排出基準の1億倍の濃度の放射性物質がが数日間流れ続け、周辺海域の汚染濃度は基準の750万倍になっているということです。
乱暴な計算ですが、1立方cmあたり540万ベクレルのヨウ素が流れ出た先の海水に、1立方cmあたり30万ベクレルのヨウ素が含まれているということは、付近の海水では18分の1にしか薄まっていないということになります。

原発周辺の海水におけるヨウ素は既に相当程度の濃度になっているのではないでしょうか?

茨城沖水産物:水揚げを拒否…銚子漁港(毎日新聞)

福島第1原発:漁業関係者たちに危機感/茨城(毎日新聞)

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放射性物質は魚介類の体内で濃縮される可能性が高い

水産庁が「放射性物質は魚介類の体内では濃縮されない」とする見解を見直す可能性が出てきた。
水産庁、検査強化 「魚の体内で濃縮せぬ」の見解再検討(朝日新聞)

水銀などでは大型魚になるほど深刻な生物濃縮が起きる。
放射性物質で生物濃縮が起こらないとされる理由の一つは、魚のエラや糞尿から大部分が排出されるというものだが、本当に生物濃縮は起こらないのだろうか?

読者から提供を受けた資料によると、魚介類でも放射性物質の生物濃縮が起こる可能性は高いと言える。

海産生物と放射能―特に海産魚中の137Cs濃度に影響を与える要因について―
(財)海洋生物環境研究所(笠松不二男 氏) PDF資料 137Csはセシウム137のこと

紹介資料から抜粋した下の図を見ると、大型の魚を餌とする魚ほど生物濃縮が進む様子がわかる。


(紹介資料から引用)
一般に若い時期(体が小さい)ほど代謝速度が大きいので、放射性核種の取込み・排出速度も大きくなったものに比べ小さいものがより強い影響を受ける。
(中略)
より大型になるに従い単位体重当たりの取込み量が小さくなるが、排出速度も小さくなることから、大きさと濃度との関係は、この取込みと排出の差の種間あるいは個体間の違いよって生じると思われる。すなわち、大きくなっても濃度が増加しない種や個体では、成長に伴う取込みと排出が均衡しており、大きくなるに従い濃度が増加する種や個体では、取込みが排出を上回っていると考えられる。図4および表1から,大型の魚類を摂餌しているスズキなどの137Cs濃度が高く,動物プランクトンやマクロベントスなど137Cs濃度の低い餌生物種を摂餌しているマガレイなどは濃度が低い傾向がみられた
(中略)
日本沿岸域の海水と主要な魚類の137Cs濃度の経年変化を示した。図9では,1986年の旧ソ連チェルノブイル原子力発電所事故の影響がはっきり見ることができ、表面水中で高い濃度が観測されている(中略)魚体中の濃度でも1996-1987年にマダラやスズキなど一部の魚食性魚の試料において前年度に比較して高い濃度が観測されその影響が現れた可能性がある。

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時間があれば紹介資料をすべて読んでみることをお勧めしたい。

要約すれば、コウナゴ等の小魚やさらに大きい魚を餌とする魚の場合、生物濃縮が起こる可能性が高いということだ。資料の魚ではセシウム137の値は大きいものでも0.6ベクレル/kg程度なのに対し、先日のコウナゴは400ベクレル/kgを超える値が検出されている。いまの状況がどれほど異常か数字の上でも再確認できる。

チェルノブイリ事故ですら日本近海の魚に影響が出たとされているのに、海に直接大量の放射性物質を流して大きな影響が出ないということがあり得るのだろうか?

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小魚への放射能汚染が明らかに-放射性物質を大量に含む汚染水の放出が始まる

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茨城沖のコウナゴから放射性ヨウ素=魚類に基準なく「早急に検討」-厚労省
(時事通信)(2011/04/04-20:50)

厚労副大臣「想定し難いデータ」(TBS News)

(記事より引用)厚生労働省は4日、茨城県北茨城市の沖合で捕れた小魚の「コウナゴ」から、1キロ当たり4080ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。この魚は出荷されていないという。
魚類に含まれる放射性ヨウ素について、国は出荷制限などを行う暫定規制値を定めていなかったが、4080ベクレルは野菜類の基準(2000ベクレル)の約2倍に当たる。500ベクレルの基準がある放射性セシウムも447ベクレルが検出された。
周辺海域の濃度は低く、福島第1原発付近から回遊した可能性もあるという。同省は水産庁の協力を得て、魚の生態を踏まえた対策を検討する。
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独自記事
昨日のシイタケに続き、予想通り出るべきものから放射性物質が検出され始めた。コウナゴはイカナゴとも呼ばれプランクトンなどを食べる小魚だ。→イカナゴ(wikipedia)

コウナゴなどの小魚を食べる大型魚へ、放射性物質の濃縮が進む可能性がある。

さらに最大で濃度基準の1000倍、合計1700億ベクレルの放射性物質が含まれる汚染水の放出が始まっている。
低レベル汚染水、海へ放出=最大1千倍、1万1500トン-高濃度水の貯蔵先確保(時事通信)

発電所の温排水に魚が集まりやすいことは釣り人の間ではよく知られている。いま放出中の汚染水は低温で魚が集まらないとしても、今後原子炉が冷却される過程での温排水には魚が集まると考えられる。周辺海域を回遊する魚は非常に高い放射能汚染リスクにさらされるのではないだろうか?

広野町海浜公園の説明(福島第一原発から南に20km)
火力発電所の温排水を利用した海釣り施設の案内。「温排水にクロダイ・サバ・カンパチ・ウミタナゴ・アイナメなどが集まります。」と記載あり。

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魚への放射能の影響はないのか?

紀文食品/生産工場・原材料産地

紀文食品
商品:焼ちくわ、チーちくなど水産加工品、練り製品
原発から近い距離に生産工場はない。
製品原材料の産地は公式ページで公開されていない。
練り製品の主な原料になる白身魚はスケソウダラと公式ページに記載有。

http://www.kibun.co.jp/enter/neri/neri3.html

はごろもフーズ/生産工場

生産工場や関連会社所在地、原料生産地など公式ページでは一切公開されていない。

2011/03/22 05:45訂正
生産工場は焼津に集中している模様。
原料産地は公式ページでは公開されていない。

プロフィール

Author:Radioactivity999
放射性物質で汚染された食品の情報、および放射性物質で汚染されている可能性のある食品の情報交換を目的とします。

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